自分でガラスコーティングを施工する方法について

カーオーナーにとっては、やはり自分の車を常に新車のようにピカピカにしておきたいものです。
その輝きを保つためには、ワックスやポリマーコーティングでは、その効果の持続期間が短いので、ガラスコーディングを施すのがおすすめです。
しかし、ガラスコーティングを業者に頼むと、数万円もの費用がかかってしまいます。
そこでDIYでガラスコーティングを行うことで、とてもリーズナブルなコストで実現できます。
但し、ガラスコーティングを自ら行うためには、正しい方法で進めていかないと、本来の輝きを発揮できません。
そこで、ここでは自分でできるガラスコーティングについて説明をしていきます。

①おすすめガラスコーティング剤

ガラスコーティングを自ら行って新車のような輝きを出すためには、まずガラス張りコーティング剤にこだわらなけばなりません。
では、どのようなコーティング剤がおすすめでしょうか?

・AQUADROP GLASS COAT PREMIUM
AQUADROP GLASS COAT PREMIUMは、車に塗布することで、コート剤が硬くなっなり結晶化する硬化型コーティング剤です。
大きな特徴は、強力な撥水効果を長い間キープできますので、雨を簡単に弾くことができ、汚れが付きづらくなります。
その結果、洗車やワックスをかける必要がなくなり、コーティング後の手入れが簡素化できます。
このコーティング剤は、専門業者のスタッフが実際に、コーティング施工で使われているものを一般的な商品としたものです。
1回使うことで約3年程度ツヤを保つことができますが、2回目の施工によって、5年程程度は、ガラス被膜を持続してくれます。

・ピカピカレインPREMIUM
ピカピカレインPREMIUMは、車に塗布するだけでボディ表面の酸化と劣化を防ぐことができます。
施工後は水洗いだけで汚れをサッと落とすことができますので、水洗洗車だけきれいな状態を保て、アフターケアが簡単です。
1度塗布するだけで3年程度は効果が続きますので、手入れする手間が要らなくなります。
新車で買った時と同じ輝きが戻って来て、高級感のある光沢のある仕上がりになります。

・ミラリードコーティング剤 ペルシードナチュラルガラスエッセンス
ミラリードの使い方はとても簡単です。
車に吹きかけて付属されているクロスを使いながら、ゆっくりと丁寧に塗り広げた後に拭くだけでOKです。
撥水コートの効果で完全に水を弾いて、水垢や汚れが付きにくくなるので、その後手入れも至って簡単です。
車にスプレーを吹きかけて塗布することで簡単にキレイなガラス層を生成していくことができるガラスコーティング剤です
長期間効果を持続させることができて、車に眩しい程の艶が現れてきますし、ワックスなどの手入れもカットすることができます。

・AZ CCT-001
AZ CCT-001は何度も繰り返し使い込んでいくことによって、被膜が次第に厚みを増していきます。
そのおかげで車の表面が光沢感のある仕上がりになるコーディング剤です。
車の洗車後にスプレーを吹きかけることで、大変強力な撥水効果が生まれてきて光沢感が出てきます。
その結果、艶のある車に仕上がって美しい光沢が生まれてきます。
ガラス系コーティングの被膜は撥水効果も高めてくれるので、雨で汚なくなることを防ぎ、細かな埃も付きにくくしてくれます。

・SHF Glass Coat Pro
これは、コーティング専門店が使っている硬化型のプロ様ガラスコーティング剤の1つです。
耐久性に優れており、長期間撥水効果を維持してくれるので、水をしっかりと弾いてくれます。
コーティング後は汚れが付きにくい車になり、光沢感も出てくるので、新車の時の状態を作り出してくれます。
SHF Glass Coatの液体が空気に接触することで、ガラス硬化が始まり結晶に変化していきます。
ボディだけでなくアルミホイールやヘッドライトにも使うことができますので、紫外線からのダメージもカットすることができる嬉しいコーティング剤です。

②ガラスコーティングの施工方法
ガラスコーティングはマイカーをいつまでも美しいままでキープすることができますが、専門の業者に作業をお願いすると、費用がとても高くなってしまいます。
簡単に頼めることでもないために、自分でガラスコーティングをすることで、安く仕上げることができます。
しかし、ガラスコーティングを施すためには、正しい施工手順を理解して使うことが重要です。
ガラスコーティングを進めていくためには、正しい施工ステップを理解して作業をする必要があります。
何も考えずに行うと作業工程を間違ってしまい、ガラスコーティングで大切なマイカーをきれいにできなくなってしまうことになりますし、外観的な美しさだけでなくガラスコーティングの寿命そのものにも悪影響を及ぼしてしまいます。

・洗車
まず洗車を行います。
洗車では市販カーシャンプーでしっかりと汚れを落とすことができますが、車の汚れは水洗いだけでも落とせることが多いので、始めに水洗いで落る汚れをしっかりと取り除いて行きます。
その後に水洗いで落ちなかった汚れを市販のカーシャンプーを使いながら洗車していきます。
車のボディがピカピカになるように汚れを洗い流すことで、その後のガラスコーティング工程をスムーズに進めることができるようになります。
ここで大切なことは、洗車後、水気をしっかりと乾燥させて無くすことです。
乾燥が完全になっていないと、水垢の原因になりますので、水分をしっかりと拭き取って、ボディを乾燥させるようにしなければなりません。

・下地処理
洗車をした後に下地処理を施すことになります。
洗車だけでは十分ではなく、ボディは雨による水垢が頑固に残っていますので、それをしっかりと落とす必要があります。
水垢だけでなく油膜やイオンデポジットなどの汚れも付着していますので、下地処理でこれらの汚れを除いて、ボディにガラスコーティングが付着しやすい状態にしておくのです。
洗車後の下地処理の作業のでき具合でガラスコーティングに大きな差が出てしまいますので、念入りに磨きを行うことが重要です

・磨き
下地処理では車のボディ磨きがあります。
車の塗装面は、洗車した時の傷が細かく付いています。
この傷でデコボコになったボディを均一にするために、コンパウンド剤を使って車を磨くのです。
コンパウンド剤を使い塗装面を薄く削ることで、表面の傷を目立たないようにするわけです。
磨いて車の表面を均一化させることでコーティング剤の密着度を高めることができますので、この工程も無視することができません。

・脱脂
脱脂は車に残っている油分を完全に除去する作業です。
これも手抜きをしてしまうと、コーティングが上手くいきません。
下地処理後に必ず脱脂作業をやっておく必要があります。
万が一、ワックスをかけている状態でも脱脂を行っていないとガラスコーティングがスムーズにできなくなります。
油分をしっかりと取り除い後に、さらに洗車を行うことがベストです。洗車することで余計な脂分も完全に除去できます。

・コーティング
そして、やっとコーティングのステップに入って行きます。
基本的にはガラスコーティング剤をボディに塗布して薄く伸ばしていき拭き取る作業を繰り返し行って行きます。
付属しているスポンジにコーティング剤をつけて、約50㎝エリアの範囲で細かく塗っていきます。
このエリアごとに液剤を塗布していき、ムラがないように丁寧にマイクロファイバークロスで拭き上げていきます。
ボディ全体に塗り終えたら、その後は12時間は雨が付着しないようにしてください。
ガラスコーティング剤が効果を発揮するまでに時間がかかるために必要なステップです。
もし、乾燥する前に雨で濡れるとせっかくのコーティング被膜が剥がれてしまいます。
完全にガラスコーティング剤が硬まるまでには数週間の時間が欲しいのですが、1つの目安が12時間です。
この時間を過ぎると普通通りに車の利用が可能になります。

③ガラスコーティング剤施工後の手入れ
ガラスコーティングが終わったら、後はメンテナンスをする必要がないと思っている人が結構多いものです。
ガラスコーティングは、被膜の下の塗装をきれいな状態で保たせることができますが、長期間メンテナンスをやっていないとコーティングのガラス部分が汚れてきて劣化が進んでいきます。
そのために車の塗装だけでなく、コーティングのガラス膜に付着している汚れや劣化を防いで、コーティング効果を長く維持させるために定期的なメンテナンスが必要になってきます。
ガラスコーティングをした後に行っておきたいことは、ボディをきれいにしておくことです。
しかし、ガラスコーティングを施していますので、普通の汚れは落ちやすくなっています。
そのために、しっかりとケアする必要はありまんが、メンテナンス剤として、イオンデポジットの除去剤などを使うのもいいでしょう。
但し、ガラスの被膜まで熔解してしまうイオンデポジット除去剤もありますので、セレクトには注意点もする必要があります。
この他には、コンパウンド剤を使う人がいます。
これは、コンパウンドで磨いてしまうことで、車体を削ってしまうことになり、ガラスコーティングも一緒に剥がしてしまうので、絶対にやってはいけません。
定期的に水洗いに洗車でも、十分です。

④DIYガラスコーティングのまとめ
ガラスコーティングをDIY で行うことで、余計なコストをかける必要がなくなりますが、コーティング後に間違った施工に気付いて硬化してしまったということもあります。
下地処理で汚れを完全に落とさずにコーティングをやってしまったことで、水垢が残っている部分があったり、被膜が硬化してしまい汚れが取れなくなってしまったというケースもあります。
そのために水ガラスコーティングをする場合には、正しいステップで行うと、ように心がけてください。